メンテナンスカロリーとは?計算方法と、自分の数字を確かめる手順

こたえ
30〜49歳男性・体重70kg・活動量ふつうの場合(厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」の推定エネルギー必要量)
およそ2,750kcal
女性(30〜49歳・53.3kg・ふつう)は およそ2,050kcal
あなたの数字は、体重と身長を送れば1分で出ます。 LINEで友だち追加

ダイエットの記事を読んでいると、必ず出てくるのが「メンテナンスカロリー」という言葉です。ただ、意味は分かっても「で、自分は何kcalなの?」というところで止まってしまいがちです。

この記事では、メンテナンスカロリーの意味 → 厚生労働省の基準にもとづく計算 → 自分の本当の数字を確かめる手順の順に、まとめてお伝えします。

メンテナンスカロリーとは、体重が増えも減りもしないカロリー

メンテナンスカロリー(維持カロリー)とは、1日に消費するのと同じだけ食べている状態、つまり体重が増えも減りもしないカロリーのことです。

ここが分かると、目標の立て方が一気にはっきりします。

  • 減らしたい … メンテナンスカロリーより少なく食べる
  • 保ちたい … メンテナンスカロリーどおりに食べる
  • 増やしたい … メンテナンスカロリーより多く食べる

つまりメンテナンスカロリーは、すべての基準になる1本の線です。この線を知らないまま「なんとなく減らす」から、続かなかったり、減らしすぎて反動が来たりします。

公的な計算方法は「基礎代謝量 × 身体活動レベル」

日本では、厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」が計算の考え方を示しています。式はいたってシンプルです。

推定エネルギー必要量(kcal/日)= 基礎代謝量 × 身体活動レベル

① 基礎代謝量を出す

基礎代謝量は「何もしなくても使うエネルギー」です。体重1kgあたりの基準値が年齢・性別ごとに決まっています。

年齢男性(kcal/kg/日)女性(kcal/kg/日)
18〜29歳23.722.1
30〜49歳22.521.9
50〜64歳21.820.7
65〜74歳21.620.7
75歳以上21.520.7

基礎代謝量 = この基準値 × 体重(kg) です。たとえば35歳・体重70kgの男性なら、22.5 × 70 = およそ1,575kcal。

② 身体活動レベルを掛ける

次に、動き方に応じた倍率を掛けます。18〜64歳の場合はこの3段階です。

活動レベル倍率どんな人か
低い1.50生活の大部分が座位で、静的な活動が中心
ふつう1.75座位中心だが、移動・立位での作業・通勤・買い物・軽い運動を含む
高い2.00移動や立位が多い仕事、または活発な運動習慣がある

計算してみると

35歳・体重70kg・活動量ふつうの男性なら——

1,575kcal × 1.75 = およそ2,750kcal

これがこの方の1日のメンテナンスカロリーの目安です。デスクワーク中心(低い)なら 1,575 × 1.50 = およそ2,360kcal と、同じ体格でも約400kcalの差が出ます。ここが見落とされがちなところで、「同じ身長・体重の友人と同じ量を食べているのに自分だけ増える」は、たいてい活動レベルの違いです。

同じ体格でも、動き方が違えば1日400kcalほど変わります。ごはん軽く2杯ぶんの差です。

ただし、この数字は「出発点」です

ここからが大事なところです。

上の計算は、厚生労働省が「集団の平均」として示している推定値です。同じ年齢・性別・体重でも、筋肉量、日々の細かな動き、体質によって実際の消費量は人それぞれ違います。厚生労働省自身も、推定エネルギー必要量には個人差があることを前提に、体重の変化で調整する考え方を示しています。

つまり——

  • 計算で出した数字は 「たぶんこのあたり」という当たり
  • 本当のメンテナンスカロリーは 実際に食べた量と体重の動きから分かる

自分の数字を確かめる手順(2週間)

やることは2つだけです。

  1. 2週間、食べたものを記録する(毎日の合計kcalが分かればOK)
  2. 同じ条件で体重を測る(朝起きてトイレのあと、が測りやすいです)

2週間後、こう読みます。

  • 体重がほぼ変わらない … その期間の1日平均が、あなたのメンテナンスカロリー
  • 増えた … 平均はメンテナンスより多かった
  • 減った … 平均はメンテナンスより少なかった

日々の体重は水分で1〜2kg動くので、1日単位で判断しないことがコツです。2週間の平均どうしを比べます。

メシログの考え方——計算して終わりにしない

ここまでの話を、そのまま形にしたのがメシログです。LINEに写真かひとことを送るだけのカロリー計算アプリで、考え方はシンプルです。

① まず計算で当たりをつける。 体重・身長・年齢・性別・動き方から、1日の消費と目標を出します。基礎代謝の基準値は、上の表と同じ厚生労働省のものを使っています。身長を送っていただいた方には、より個人差を拾える式に自動で切り替わります。

② 記録は送るだけ。 2週間の記録が続かなければ、①の数字は当たりのままで終わります。だから検索も分量入力もなくしました。写真かひとことを送れば、その日の合計が積み上がります。

③ 体重の動きで直していく。 記録と体重が並んで見えるので、「食べた量に対して体重がどう動いたか」が自分で分かります。計算値ではなく、あなたの実測値に寄っていきます。

今日はあと 890 kcal ほど食べられます。

計算した数字を、実際の体重の動きで直していく。これがいちばん確かなやり方です。

ひとつ、はっきりさせておきたいことがあります。メシログは体型を採点しません。 身長は上の計算に使うためだけにお預かりしていて、BMIや肥満度の判定は画面にも会話にも出しません。数字は、あなたが決めるための材料であって、評価ではないと考えているからです。

なお、返ってくるカロリーはAIによる推定です(公式のデータがある商品は正確な値を使います)。写真は記録と一緒に保存され、あとから見返せます(保存は設定でいつでも変えられます)。ベータ版として無料で公開中です。

メシログ — LINEに画像を送るだけのカロリー計算アプリ
およそ710kcal。今日はあと890kcalほど食べられます。
写真か一言をLINEで送ると、栄養のめやすと今日の残りが返ってきます。検索も、分量の入力もいりません。
LINEで友だち追加

よくあるしつもん

メンテナンスカロリーとTDEEは違うものですか?

ほぼ同じものを指しています。TDEE(総消費エネルギー量)は「1日に消費する総量」、メンテナンスカロリーは「それと釣り合う摂取量」で、見ている向きが違うだけです。日本の公的な資料では「推定エネルギー必要量」という言い方をします。

ダイエットしたい場合、どれくらい減らせばいいですか?

一般に、極端に減らすと続かず、筋肉量の減少にもつながりやすいといわれます。メンテナンスカロリーから1日200〜300kcal程度を目安に控えるやり方が、無理が少なく現実的です。持病がある方や、大きく減量したい方は、医師や管理栄養士にご相談ください。

計算した数字どおりに食べているのに体重が変わります

計算値は平均から出した推定なので、実際とずれることは普通にあります。その場合はずれているのが正しい情報です。上の2週間の手順で実測に置き換えてください。もうひとつ多いのが、記録から漏れている分(飲み物・間食・調味料)があるケースです。

体重を測るのが苦手です

毎日でなくてかまいません。週に2〜3回、同じ条件で測れば傾向は分かります。大事なのは「1日の数字に一喜一憂しないこと」です。

出典

数値は目安です。体調や持病に関わる食事の判断は、かかりつけの先生か管理栄養士さんにご相談ください。

メシログ編集部

メシログ(運営: 株式会社Gifukuru)の編集チーム。数値は公的な出典に基づいて掲載しています。

今日の一食から、はじめる。
ベータ版として無料で公開中
LINEで友だち追加
LINE友だち追加のQRコード
スマートフォンで読み取れます
写真は記録と一緒に保存され、あとから見返せます(保存は設定でいつでも変えられます)